日本ハムの吉田輝星投手が７回から登板し、１イニングを無失点。プロ４年目で初のホールドを記録するとともに、今月２日のオリックス戦（京セラドーム大阪）から続く連続試合無失点を「９」に伸ばした。

　この日も最速１４７キロを計測したストレートを中心に球威で打者を圧倒した。今春のキャンプで元阪神の藤川球児さんから、「火の玉ストレート」のこつを直伝されたのが自信の源だ。シーズンに入ってからも動画を見て気付いた点をアドバイスしてもらっている。

　「最近もどの試合か忘れたが、リリースポイントから低めにガツンと角度を感じる球があった。これは球離れが早いからそうなっているのか、藤川さんの言う『腰を落とさず上から投げる』ことによって、いい角度で出て前で離せているのか自分では分からなかった。そこを聞いてみたら、やっぱり『いい角度が出ているし、前で離せているからボールの回転もすごくいい』と言っていただけた。本当に感謝しています」

　今季は先発した３月２７日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）こそ４イニングで３失点と打ち込まれたものの、その後は中継ぎで安定した投球を続けている。防御率も６・７５から１・６９まで改善。こうなると先発復帰の期待も出てくるが、吉田は「とりあえず今は自分のできる役割を全うしたいと思います」ときっぱり。中継ぎで地道にアピールを続け、先発復帰のチャンスを待つ。

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